久しぶりの投稿です
ホームページを更新できずに今年ももう3月
昨年秋ごろからオーダー制作のご依頼が続き、たくさんのお客様との出会いがありました。
アイテムとしてはコートを制作のご依頼が多かったです。
裏地をつけてのコートはなかなか根気と気力が必要で、手仕事も多くあります。
以前教室で習ったコートの仕立て方法を思い出しつつ、書籍やグーグルさんに頼り、一つ一つ仕上げました。
ご依頼いただいたコートは皆様、それぞれに思い描く形があり、できる限りご希望の形に近づけれるように必死に向き合ってまいりました。
ミナペルホネンの高価な生地をお預かりして制作した物もいくつかありました。
ハサミを入れるときはもう緊張💦
この場所で間違っていないか、何度も確認してタンバリンなどは刺繍の粒と粒がちゃんと重なっているか指で一粒一粒確認しました。
完売している生地もあったりで、失敗できないので本当に神経をとがらせながらの裁断です。
コートはデザインにより重なる部分がたくさんあるところもあり、そんな場所にタンバリンの粒が重なっている時は職業用ミシンのパワーも流石に耐えられないので、一針一針手回ししました。
だんだん仕上がってくると今度は生地の重みで縫製する際場所によっては大変だったり、重みで下に落ちないように支えたり、作業机が広くないので苦労しました。
また裏地で使うキュプラなどはさらさらしているので生地が動きやすく、縫いにくい💦
一難去ってまた一難といった具合に山を乗り越えた先の完成というゴールの後はかなり疲労困憊 (笑)
でも完成したコートを見ると、よく頑張った!と自分で自分を褒めてあげたくなると同時にもっときれいに仕立てる方法はないのかと思ったり
教室でコートの仕立てを教わったときは言われるまま手仕事などの工程を進めましたが、自分一人でパターンや縫製をしてみて、あの時教わったことが、なるほど!と腑に落ちた事もたくさんありました。
長く着ていただきたいと思うとよりきれいに仕立てたい気持ちも沸き、もっと自分の縫製レベルを上げたいと強く思いました。
仕上がったお洋服たちはお客様の所へお届け後、嬉しいメッセージを戴くことが出来てそれが何よりも嬉しく、ご褒美でもあります。
ご縁があった方には感謝の気持ちです。
これからも自分の技術を更新しながらたくさんの方とご縁があるといいなと思い今日もミシンを踏んでいました。
春になり、コートのご依頼も少なくなりましたが、一重のワンピースのようなコートも素敵です。
春のお洋服、これから頑張って制作していきますのでどうぞよろしくお願いします。
また、オーダーお待ちくださっているお客様、引き続きよろしくお願い致します。